行こう、どこにもなかった方法で のお話。
まず、読みながら涙を抑えることに必死になる場面が何度か訪れた。
特に親の死の部分、最後の章は自分の経験と重なる部分が多く、何度かkindleをパタっと閉じながらではないと読み進められなかった。
どこか他人事で客観的だった親の死の後、身寄りのない地で温かさを感じた時に、ブワァっと涙と想いが溢れる感じ、とても共感した。(今書いてても泣ける)
最後の章は、一生懸命(本当に必死)な人に、人は勝手に動かされるんだということ。
もう、スーパー・エモーショナル!!
レビューでは自己満だと書かれている方もいるが、筆者である寺尾玄さんの人生を臨場感を持って感じることのできる映画を観ているような感覚になった。
身近な人の死を経験して、死を意識しながら今を生きる筆者の泥臭くも前向きで、まさに“いつでも今がフィーバータイムなんだ”ということが一貫して伝わってきた。
絶賛人生の迷路にはまり中の私にとって、この本の中で勇気をもらった言葉は、
一度できたことは必ずもう一度できる
好きでワーーーっとがむしゃらにやっていたことでも、色んな要因でそれが出来なくなってしまったり尻込みをしてしまうことって、大人になればなるほどあるのかなと。
ただ、この言葉通り、一度だってできたんだから絶対に無理なんてことはないんだなと思ったら、ポンとフランクに背中を押された気持ちになった。
立ち止まってないで、1歩でも進もう。